男性で育児休業を取得しました(中編)

家族3人そろって生活

2017年1月は、おそらく今後一生ないのではないか、家族3人(私、妻、子供)がみんな外に出ず家庭にいる月になりました。
というのは、妻の職場復帰が2017年2月初めになったためです。
そして私は前編で書いたように期間変更ができなかった(正確には、できないと上司から聞かされたのでしようとしなかった)ので、予定通り1月から休業に入ったからです。

結果としては、家事や育児の引継ぎ期間に充てることができてちょうどよかったです。
親同士は1日もあれば引継ぎできますが、子供にとっては慣れるまでが大変で、時間がかかります。これまでお母さんと一緒にやっていたことが急にお父さんになって、そしてそれがぎこちなかったりすると、拒絶してしまうわけです。

後で述べますが無収入になるので、派手なことはしないで近所でおとなしくしていました。
1月にやったことはこんなことです。

  1. 外構DIY (昨年10月に引っ越したばかりで、それまで外構は放置状態でした)
  2. 公園めぐり
  3. 日帰り入浴旅行
  4. 遊園地(兼、妻の復職手続き)
  5. 誕生お祝い(子供はこの1月で3歳になった)

海外旅行なんかもいいかなと思いましたが、子供がまだ小さいので記憶に残らないのも可哀想ですし、やはりオムツの取れていない子供を連れていくのは面倒だったのでやめました。まぁ親都合です。(でも子供にとっては近くの公園の砂場もハワイのビーチもあまり変わりないでしょう。)

収入0円生活

さて私は会社制度の育児休業を使ったわけですが、子供がもう3歳なので、給料の半分ないし3分の2がもらえる育児休業給付金は対象外です。したがって会社からの収入は0円です。むしろ社会保険などは休業かどうかにかかわらず持っていかれるので、給与明細はマイナスでした。マイナスの給与明細を初めて見ました。
ただ公的なものとしては児童手当があり、個人的なものとしては投資による副収入がありました。とはいえ私自身投資は生活資金を稼ぐつもりではやっていないので、やはり生活のための収入としては児童手当のみです。

ということで贅沢な生活はできず、つつましく日々を過ごしていました。
でも日中は子供と一緒縛りがあるので、大人としては退屈なのですよね。
そんなこともあり、自然と公園に足を運ぶようになりました。

一日の様子

2月には妻も時短勤務ですが復職したので、平日の日中は基本的には子供と二人きりでした。
晴れの日はだいたいお出かけしました。雨の日は出かけずに家で遊ぶことが多かったです。
晴れの日のスケジュールはこんな感じでした。

6:00 起床
7:00 朝食、自分の時間 起床 起床
8:00 身支度 朝食&出勤 朝食&身支度
9:00 おでかけ おでかけ
10:00
11:00
12:00 昼食 昼食
13:00
14:00 帰宅 帰宅
15:00 昼寝 昼寝
16:00 おやつ おやつ
17:00 家事 帰宅 家遊び
18:00 夕食 夕食 夕食

おでかけした場所はこんなところです。東京方面へは電車に乗ることが多く、自宅周辺の目的地へは車か徒歩がほとんどでした。

  1. 東京のアミューズメントパーク(Youtubeを見て行きたいと言っていた場所に連れて行った)
  2. 東京の水族館(通勤定期券で行ける自宅から最も遠い場所)
  3. アスレチックと大きな滑り台のある公園(多数)
  4. 駅(子供が駅のエレベーター大好き)
  5. 近所の山(子供と一緒でも30分くらいで登れる簡単なハイキングコースが近所にあるのです)
  6. 近所の海(見るだけor足を入れる)
  7. 近所の警察署(私の免許更新のため)
  8. 近所?のショッピングモール
  9. 近所のホームセンター、スーパー、カーディーラー
  10. 病院
  11. 実家

昼食は最初外食が多かったのですが、毎回1000円以上かかるのが勿体なくなり、お弁当を用意するようになりました。

雨の日のスケジュールは、晴れの日のスケジュールの”おでかけ”が”家遊び”になったくらいです。
家遊びとしては、ビー玉転がし、プラレール、ボール投げ、カラオケ、絵本、積み木(LEGO、麻雀牌)、トランポリンなどをしていました。

反省としては、習い事とまではいかなくてもピアノを弾いたり、プールに入ったり・・・などは経験させてもよかったなぁということと、もっと同世代の子供たちと遊ぶ経験をさせたかった、というところです。
でもこのように子供と寄り添って一緒にいることで、どういうことが好きか嫌いか、得意か不得意か、など肌でわかるようになりました。平日会社勤めをしていて土日だけ子供と触れ合っていてもなかなか気づけなかったのではと思います。

子供の成長を間近で感じることができた

この時期の子供は放っておいても成長するものだとは思いますが、近くにいると、昨日はできなかったアスレチック遊具が今日はできた、などということが毎日のように見ることができて、日々楽しかったです。
私の子供の場合、私の育休中にこんなことができるようになりました。

  1. 子供向けアスレチック遊具のほとんど
  2. 簡単な英単語クイズ
  3. ひらがな単語を少し読む
  4. お友達との順番待ち(まだ苦手だけどマシになった)
  5. トイレ(日中はオムツをしていなくてもほとんど問題ない)
  6. ひとりで部屋で待つ
  7. 横断歩道の横断(できるとはいえ、怖いので一人きりにはしないが)
  8. キャッチボール
  9. 父と一緒に寝る

など多数

なかでも、これまで母親にべったりで、お風呂、昼寝、おやすみ、だいたいのことにおいてお母さんがいないとできなかったのが、お母さんがいなくてもできるようになったのは大きな成長だと思いました。
もっと小さいころから保育園などに預けられている子はその程度は当たり前かもしれません。

このエントリを書いている今はもう5月ですが、あっという間の3か月間でした。
子供の遊びに付き合うのは、日々同じことの繰り返しが多くてしんどいときもありますが、子供に新しい遊びを教えるとどんどん吸収するので、その点は次は何ができるようになるかなーと考える楽しみに変換して過ごしました。

復職準備について

さて3か月間の育児休業ですが、すっかりと仕事から遠ざかってしまって、ときおり流れてくるメールは見ていたのですが、何がなんだかさっぱりなのが実際のところでした。
ということで復職後1か月くらいはリハビリが必要な気がしていましたが、そんなに猶予はないんだろうなぁ・・・というのが心配事でした。
周囲の方々にはその辺のサポートをやんわりと期待していましたが、まずは自分が努力しないとですね。

私の場合は、4月初頭からすぐにフル勤務ということではなく、最初は在宅勤務や有休を行使しながら徐々に復帰という形をとることで上司とも話をしました。
というのは実は慣らし保育期間の都合のほうが大きいのですが、結果的にそれが良かったんだと思います。